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06/29/2014

NHKスペシャル シリーズ故宮/第1回「流転の至宝」

06/28 NHK GTV 

故宮博物院の膨大な宝物が、戦火を避けるため、中国各地を転々としたことは知っていましたが、その責任者や苦労については、聞いたことも見たこともありませんでした。命がけで、皇帝の至宝を守り抜こうとした荘尚厳氏のような人がいたおかげで、今日まで貴重な文化財が保護・維持されてきたのですね。
なぜ貴重な文化財が集められ始めたのか、なぜ歴代の皇帝がそれらを継承し、自分の時代の文化財を追加していったのか。「歴史を掌握していることを内外に示し、権威付けを狙った」、「武力だけでなく、優れた文化がともなわなければ、権力は維持できない」――文化を重んじる皇帝たちには、こういった共通の考え方があったようです。多くの異民族を治めていこうと奮闘した皇帝たちの苦労がしのばれます。
荘尚厳氏は日本留学の経験者だったとのこと。日本との戦火を避け、皇帝の至宝を守る責任者になって苦しんだでしょう。彼は、湿気の多い洞窟に正倉院式の高床式倉庫を作り、皇帝の至宝をカビから守りました。「日本で学んだことと、日本と戦っていることは別」、荘尚厳氏が責任感の強い人で、 戦争の相手国であろうと、日本の良いことは取り入れるという考えの人だったことが、至宝を今日まで守ってきました。すばらしいことです。 今回の「故宮博物院展」は10年超かかってやっと実現にこぎつけたそうですね。台湾側が国交のない日本に所蔵品を持ち出した場合、中国当局に差し押さえられる可能性を危惧し、日本側が故宮展のため、新たな国内法を11年に制定したとか。
関西に来ないのは、残念です。

http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0628/

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