« 地域伝統芸能フェスティバル その5 | Main | 芸術&文化のバラ 5/長居植物園 その10 »

06/02/2014

宮部みゆきさんの <ソロモンの偽証>

構想15年、連載9年、700ページの単行本で全3巻、長編推理小説です。登場人物の多さ、複雑な事実関係の続出・・・「いったいこの先どんな展開になるのだろう」と混乱しながら読み進んでいくと、エンディングも近づいた頃、突然こんがらがった糸がスーと解け、「そういうことだったのか!」と納得する結末へ。いつもながらの宮部ワールド全開です。
ひとりの中学生が、校舎の屋上から転落して死亡した。自殺か、他殺か。「殺人現場を目撃した」との告発文書を書いたのは誰か。事実を明らかにしようと、学校内裁判実施に立ち上がる同級生・・・。対立する証人の発言、どちらかが嘘をついている。なぜ?
やがて、驚くべき事実が明らかに。そしてみんなが納得できるエンディングを迎えます。
それにしても、いじめによる自殺事件が相次ぐはるか前から、構想・連載された作品です。
(「小説新潮」連載は、2002年10月~2006年9月、2006年11月~2007年4月、2007年6月~2011年11月。単行本は2012年「事件」「決意」「法廷」の三部作として刊行)。
宮部さんの先を見る眼の確かさを感じます。
2015年に、松竹から映画化(2部作)され、公開されます。楽しみです。Sp1070459


|

« 地域伝統芸能フェスティバル その5 | Main | 芸術&文化のバラ 5/長居植物園 その10 »