« 将軍は絶対的存在ではなかった/秀頼の実像 その4 | Main | 里中満智子さんの<天上の虹>15巻 »

07/28/2014

NHKスペシャル 調査報告 STAP細胞 不正の深層

07/27 NHK GTV

いままで報じられてきた情報から小保方氏の科学者としての資質にかなり問題のあることは間違いないでしょう。今回の番組は、彼女の研究不正を前提として、不正の深層を探ろうという内容です。2,000件以上の理研内部資料を入手して専門家と検証したり、ハーバード大学、ネイチャー編集部等、世界中の関係者にも取材していました。
「これまでSTAP細胞再現に成功した人はいない」、「残されていた細胞の解析結果から、実験に使われたはずのマウスとは異なる遺伝子アクロシンGFPが検出された」、「ES細胞ではないかとの疑いがある」、次々出てくる疑惑・・・。若山氏は、かつてアクロシンGFPを組み込んだES細胞のマウスをつくり保管していたそうです。さらに若山研の留学生が作ったES細胞が、なぜか小保方氏の冷凍庫から見つかりました。
意図的か過失かはともかく、小保方氏がES細胞を使って実験したためキメラマウスができ、それをSTAP細胞と思ってしまった、というのが真相のようですね。

強引な取材が問題化するなど、初めから「STAP=不正」という強い思い込みが記者にあったことを伺わせる構成です。「論文の図やグラフの7割以上に、虚偽や不自然な点がある」と指摘するからには、具体的にそれらの内容を紹介すべき。「すごい単純なエラーがいっぱいある」「こういうのはありえない」「うっかりしたミスではない」・・・そんな論文がどうしてネイチャーで拒否されなかったのですか? 黒丸と白丸のプロット位置(時間軸)がずれているのはおかしいと言っていましたが、同じ日に測定できず、正直に測定日どおりプロットしただけかもしれません。キメラマウスのTCR再構成が、文章表現だけでデータがないのは不正の証拠であるかのような表現でしたが、多くの証明データのひとつと考えてあえて取り上げなかったのかも知れません。そのデータがなければ研究として成り立たないなら、ネイチャーが掲載を認めるわけもないでしょう。
結局、理研の政治的なPRに乗っかって、マスコミが騒ぎ過ぎたということ。マスコミも大いに反省すべし。

|

« 将軍は絶対的存在ではなかった/秀頼の実像 その4 | Main | 里中満智子さんの<天上の虹>15巻 »