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07/10/2014

世界入りにくい居酒屋 ベルギーブリュッセル

07/09 NHK BSP 

「地元の人しか知らないdeepな名店を紹介する番組」というNHKらしからぬユニークな番組でした。ガイドブックにも載っていない、こういう外国の店に行くことはふつうの日本人にはないでしょう。それだけにベルギー社会の複雑な姿が垣間見えてきました。
前半のブリュッセルの家庭料理を提供する地元客向けの路地裏の居酒屋という昼間の姿は、驚くに値しませんが、後半は驚きの連続。店主のフレッドはゲイ、ベルギーはゲイとして生きやすい国で、10年以上前から同性婚が認められているそうです。「堂々と公言して暮らせる、首相もゲイを公言している!」とはびっくりです。夜、店を手伝っている娘は、女性と結婚していたときの子。フレッドは29歳の時結婚し、娘が2歳の頃、男性に恋をして離婚、父から告白されたのは12歳の時でした。大ショックだったそうですが、いまは、「パパを支えたい」。
文化の違いか、時代の流れか・・・ちょっと考えてしまいます。
ベルギーは、北と南で 言語も文化も違う。フランス語を話す人、オランダ語を話す人、ブリュッセルの人の3種類の人が生活しています。フレッドの店では、みんなで国歌歌い、店の中あちこちに国旗が飾ってあります。「対立している北と南の人間を俺達ブリュッセル人は結びつけている。人生は短い、だからこの店で自由と喜びを感じて欲しい」、一人一人が、複雑な国の現状をなんとかしようと努力しているようにも見えます。
ブリュッセルの文化が凝縮した、めちゃめちゃディープな世界でした。
ベルギーの別の顔を知らされた番組でした。

http://www4.nhk.or.jp/P3197/

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