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09/14/2014

美の壺 あこがれの縁側

09/12 NHK BSP

今まで縁側の魅力なんて考えたこともありませんでした。今回、あらためて「美の壺」を見て、全国各地に様々な縁側があり、その土地ならではの伝統や歴史、機能があることを知りました。意外な縁側の効用を発見した番組でした。
村ぐるみで農家の縁側を「縁側カフェ」として開放し、地元の農産物で作ったお菓子でもてなす静岡市大沢地区の試みにはちょっとびっくり。懐かしい日本の原風景に触れながら、外でも内でもない不思議な空間=縁側でくつろぐのもいいかもしれません。大正時代に建てられた大邸宅の、ぜいをつくした縁側と自然の融合も素敵でした。縁側は日本人の知恵が詰まった空間だったのですね。湯上がりのひと時を楽しむ銭湯の縁側は、身も心もとろける縁側です。今私が住んでいるのはマンション、ベランダと違って、縁側は日本独特の空間として長い歴史を刻んできたことがよくわかりました。
江戸時代から続く京都・古書店の「上げ店」。折り畳み式の縁側です。昔、電気がなかった頃は本の中身を確かめる台として、今は陳列棚として使われています。シャッタ代わりにもなる縁側です。立山連峰の麓の家にある「土縁」は、冬、部屋を暖かくし、茶会の時は茶室までの路地代わりになる空間。こうした日本各地の変わり縁側に、土地土地の自然環境や文化と関わってきた縁側の姿が見えてきます。縁側は、意外な「美の壺」でした。
縁側の源流は、平安時代の寝殿造というのも面白い話でした。平安貴族が恋を育んだのが縁側だったとは! なかなかロマンチックです。

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