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11/07/2014

「大阪落語への招待 第4回」2014.11.07

大阪市立大学の講義も4回目、先週は大学祭のため休講でした。いつものとおり、桂春之輔師匠と桂春雨師匠から講義と落語の授業を受けました。
今回のマインテーマは、落語の舞台となる貧乏長屋の実態。平面図と立体図で長屋の構造や配置を理解し、いつも金なしの当時の庶民生活が、どんなものだったかを学びました。雨が降れば仕事がない、病気になれば仕事ができない、それが当たり前の時代です。金がなければ支払いが滞る。当時は現代と違ってその場で代金を支払わず、帳面に付けて月末に掛け取りするシステムでした。とくに大晦日は、翌年に繰り越したくない取立て側と支払いたくない側の攻防が大変。
裏長屋は道路に面した表の家の名前をとって「伊勢屋裏」といった呼び方が普通でしたが、3月裏(ひな祭りのヒシモチのように柱が歪になっている)、8月裏(年中夏みたいに裸で暮らしている)、釜一つ裏(長屋に40軒くらいあっても釜が1つしかない)などと呼ばれる裏長屋もあったそうです。
そんな基礎知識を学んだあと、桂春雨師匠の生の落語「貧乏花見」を聴きました。代用品で花見に行く話です。もともと大坂落語の演目ですが、江戸落語では「長屋の花見」。
当時の長屋に住む貧しい人々は、工夫しながら楽しく暮らす知恵を身に付けていたようです。日本の伝統や風習、庶民の生活を笑いで芸にする落語の素晴らしさを感じる講義でした。
「気で気を養うこと」「イマジネーション」の大切さを頭において、落語を鑑賞したいものです。

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