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12/09/2014

「竹鶴MUSEUM展」 その1

リーガロイヤルホテル(大阪・中之島)で開かれてい「リーガロイヤルホテル80周年×ニッカウヰスキー80周年 共同企画 竹鶴MUSEUM展」に出かけてきました。
貴重な資料が展示されていました。中でも1920年5月の「スコットランド実習報告」は圧巻。 ガラスケースの中に入っているものと同じもの(本物とそっくりに作られた複製)が準備してあり、1ページずつめくりながら2冊のノートを全ページ読むことができます。いいサービスですね。
朝ドラに出てくるマッサンは真面目ですが、どこか頼りない印象が付きまとう、憎めない男性です。実習報告を見ると、彼が実に緻密な頭脳の持ち主で、細かいところまで気がつく人だったことが一目瞭然。
どのページを開いても、端正な小さな字で、ウイスキー造りのノウハウがびっしりと綴られています。図も丁寧に描かれており、正確です。適宜、写真も貼ってあります。
竹鶴氏は大阪高等工業学校醸造科、いまの大阪大学工学部を卒業しています。いまの学生に、ここまでの論文が書けるのか、と思うくらい立派な実習報告です。
ページをめくる、原料(麦芽製造室構造、大麦の浸水、発芽、乾燥、麦芽粉砕)、糖化(糖化日割、糖化用機械器具、糖化作用、糖化残さ)、冷却、発酵、蒸留(蒸留操作、蒸留残さ、アルコールメーター)、術語、ウイスキー貯蔵に関する事項、 と一通りの製造プロセスを詳述した上で、さらに次のような項目が並びます。これには驚きました。彼はウイスキー製造の技術だけでなく、将来、日本で製造するときのために、コスト、価格、税額、労働問題、社員の待遇、販売方法まで詳しく論じているのです。ちゃらんぽらんな人間には、とても真似のできない優れた才能の持ち主だったことがわかります。
会場には、ロンドンからグラスゴーまでの列車の切符も展示されていました。意気揚々とスコットランドに乗り込んだ記念の切符とはいえ、こういう物を大切に保存していた竹鶴氏の几帳面さが偲ばれます。
写真は、展示場の入り口、スコットランド実習報告の一部。

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