« 「ハイヒールはなんのため?」 | Main | タウンミーティング »

01/31/2015

大阪市大 大阪落語への招待 第13回

いよいよ実質的な最終回を迎えました。次週は、桂春之輔師匠によるコミュニケーションカード紹介と修了式のみ。高座はありません。
桂春雨師匠の最後の高座は、先週の「ストーリー性のある落語」とは対照的な「ストーリー性のない落語」です。演目は「京の茶漬」。咄家さんは一方的にしゃべっているわけではなく、呼吸(イキ)と間(マ)を考え、聴き手の反応を見ながらしゃべっていくのだそうですね。間=spaceは広がりがあります。間は魔に通ず、という言葉があるそうで、間が魔=gap(ただ広がっているだけ)にならないように心がけないといけないとか。
そんなことまで考えながら、落語を聴いたことはありませんでした。

前回の演目「はてなの茶碗」が、なぜ江戸落語に移植されなかったのか、という捕捉説明も春雨師匠から。きょうの配布資料「谷崎潤一郎が桂春団治を描いた文章」の中で谷崎も触れていますが、京都や大阪を舞台にしたストーリー、言葉や職業・身分を江戸にそっくり移すのは不自然で無理があります。事実、「はてなの茶碗」を江戸落語に移植した咄家がいましたが、一代限りであとを引き継ぐ人は現れなかったそうです。

|

« 「ハイヒールはなんのため?」 | Main | タウンミーティング »