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04/22/2015

さだ まさし さんの 小説 「風に立つライオン」

さだ まさしさんの名曲「風に立つライオン」によって、多くの若者が未開発地域の医療に従事し、JICA(青年海外協力隊)に参加したことをはじめて知りました。さだ さんが医療の分野でこんな大きな功績を残されているとは! 「この名曲をぜひ小説に!」という大沢たかおさんの願望に、さださんが苦心惨憺の末、小説化したのがこれ。今年3月、大沢さん主演で映画化もされました。

さださんの知り合い・柴田紘一郎医師が若い頃、ケニアの診療所でマラリア等の病やスーダンの内戦で傷ついた多くの人々を救った実話をベースに、主人公が命をかけて守ったケニアの戦争孤児が医者となり、やがて東日本大震災直後の東北にやって来る、そこで出会った震災でひとりぼっちになった子供がまた医師をめざすという、「命のバトン」をテーマにした、壮大なスケールの小説です。

ちなみに冒頭と最後の方に出てくる石巻の日和山公園には、私も1度だけ行ったことがあります。大学に入学したとき、仙台の保証人になって頂いた教授のお宅にお伺いしたとき、「ちょうど今からおじいちゃんと、花見に行こうかと言っていたところ。一緒にどうぞ」と言われて、なぜか文化勲章受賞者のおじいちゃんが家に残って、代わりに?私が先生の奥様とお子さん2人とともに出掛けたのが日和山公園でした。
あの場所で、ケニアの医師と子供たちが 、揃って「ガンバレー」と叫んだんですね。 アフリカの地で僻地医療に命を捧げた主人公・航一郎にとって、「ガンバレ」は人に言う言葉ではなく、「自分を叱咤するときの言葉」だったのです。その精神がみんなに受け継がれていきます。

読み終わったあと、改めてさださんの歌う「風に立つライオン」をしみじみと聴きました。

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