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08/26/2015

昨夜の 桂米團治講演会

エル・おおさか にて。
テーマは「日本文化を知ることがこれからのリーダー ~落語、この素晴らしき話芸~」。
米團治師匠には、天満天神繁昌亭での落語公演、中央公会堂でのパネリスト、彦八まつりでの踊り(三番叟)等何回もお目にかかったことがありますが、今回の講演内容は異色。いつもの和服でなく、背広にエンジのネクタイという出で立ち。

37年前、初舞台以降「米朝の息子、サラブレッド」(歌舞伎ならサラブレッドとして育てられるが、落語家は最初から一人で何のメリットもない)と言われながら苦労してきた話、米朝の葬式の話、落語家デビュー3年目に市川昆監督の映画「細雪」で古手川祐子の恋人役に抜擢され、人間国宝・文化勲章の米朝の教えがまったく役に立たないことを痛感。むしろ映画界は、落語のやり方とは真反対、それぞれの世界にはそれぞれの巨匠がいることを知った。米朝の殻を破らなければ・・・。

そのうち失恋事件が勃発。結納の1週間前になって、突然彼女(三枝のテレビ番組で知り合った一般女性)から「やはりあなたの家には入れません」と断りの電話がかかってきた。自暴自棄の生活に入り、祇園の茶屋入り浸りの生活。高石ともやに勧められ、ホノルルマラソンに参加。完走することができ、マラソンは人生であることを知った。順風満帆の生き方だけでなく、木の根っこを大きくする生き方にも、100点満点与えていいのではないか。これ以降、肩書きを考えずに話せるようになった。米朝の息子という意識もなくなった。

いまでは落語で、「フィガロの結婚」を分かりやすく説明することもできる。落語は解説書のない唯一の話芸。日本独特で世界に類がない。。一人で会話を通して、老若男女の多人数を演じ、場所も狭いスペースから広いスペースまで自由自在に演じ分ける。

JAXA「こうのとり」、「はやぶさ」、日本の技術、レベルは素晴らしい。

小学3年まで小児喘息で病院通いだった。スポーツ少年団に入って、サッカーを始めた。高2のとき、ドイツでホームステイをした。NHKのドイツ語講座で勉強して出かけたが、聞かれたのは「What’s KABUKI?」「What’s NOH?」
しゃべる内容が分かってなければしゃべれへん。日本文化がわかっていないと respectされない。

(そのあと、日本文化のなりたち、神社はいつできたのか、日本文化を探ることをライフワークとしていること、縄文文化の素晴らしさ、宗教の違いで戦争しない日本、日本文化に誇りをもって外国旅行することの勧め、道頓堀を開削したのは安井道頓でなく、別人のキリシタン・成安道頓だったことが先月明らかにされた、大阪は道頓堀と千日前から、といった話が続きました)。

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