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09/23/2015

校倉造りの効能は嘘だった!


きょうの「正倉院フォーラム」で、奈良国立博物館館長の湯山賢一氏から、驚くべき話を聴きました。
「私たちが子供のとき、学校で正倉院の宝物が今日まで傷まずに保存できているのは、校倉造りのため木材が膨張、収縮して倉庫内の湿度を一定に保ってきたから、と習いましたが、あれは間違い。実際は、 唐櫃(からびつ)に入れられ、勅封(天皇の署名入りの紙を鍵に巻きつけて施錠すること)で守られてきたからです」。えっ、毎年、正倉院展を観てきましたが、小中学校で習った校倉の効用は信じていたのですが・・・。
もっとも、去年初めて正倉院拝観の機会があり、実物の巨大さに「こんな大きな木材が本当に膨張、伸縮するのだろうか?」という気持ちになったことは事実です。
そこでwikipedia を見ると、次のように記述されていました。
<校倉の利点として、湿度の高い時には木材が膨張して外部の湿気が入るのを防ぎ、逆に外気が乾燥している時は木材が収縮して材と材の間に隙間ができて風を通すので、倉庫内の環境を一定に保ち、物の保存に役立ったという説があった。しかし、実際には、重い屋根の荷重がかかる校木が伸縮する余地はなく、この説は現在は否定されている[11]。実際壁面は中から見るとあちこちから外光が透けて見える「隙間だらけ」の状態であり、湿度の管理について言えば、宝物が良い状態で保管されたのは多重の箱に収められていたことで湿度の「急変」が避けられたことによる部分が大きい。 現存する奈良時代の倉庫としてはもっとも規模が大きく、また、奈良時代の「正倉」の実態を伝える唯一の遺構として、建築史的にもきわめて価値の高いものである>
知らなかったなあ・・・

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