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09/25/2015

有川浩さんの「植物図鑑」

返却日まであと2日なのに半分しか読んでないことに気付き、きょうは外出せず読書三昧。おかげで無事読み終えました。あす図書館にでかけて返して来よう。
有川さんの本はこれで11冊目(阪急電車、三匹のおっさん、レインツリーの国、キケン、図書館戦争、三匹のおっさん ふたたび、別冊図書館戦争Ⅱ、フリーター 家を買う、別冊図書館戦争Ⅰ、空飛ぶ広報室、植物図鑑)。ちなみに同じ作者の小説をいちばん多く読んだのは、宮部みゆきさんの61冊(作品数でなく冊数。1冊に複数の作品が収められているケースがあるため)。

有川さんの小説は、作品によって変化に富み、面白いですね。今回の「植物図鑑」は、題名のユニークさからもわかるように、予想外の「野草」・「料理」・「若い男女のラブラブ小説」が入り混じった不思議なストーリー展開です。行き倒れの男から「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできたよい子です」と頼まれて、家に上げるという奇抜な冒頭には驚きましたが・・・
小説の本文で言い足りなかった背景を、「カーテンコール」と称する巻末のスピンアウト小説で、巧妙に補足しているのも実にお見事。

私が野山で採って食べたことがある野草は、ツクシ、フキ、ワラビ、ノイチゴ、イタドリ、ヨモギくらいかなあ。こんなにたくさん食用になるとは知りませんでした。広島の田舎育ちの私は、ちょっと酸っぱいイタドリ(茎を折ると、カッポンと音がするのでカッポンと呼んでいました。 スカンポ、イタンポ、ドングイ、スッポン、ゴンパチ、エッタンという別名も)を見つけると、喜んで食べていました。食べる文化のない地方もあるそうですね。「高知県では食べるが、山を越えた徳島や愛媛では食べていなかった」という記述は新鮮でした。


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