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09/11/2015

有川浩さんの「空飛ぶ広報室」

2013年放送のTBS日曜劇場「空飛ぶ広報室」を思い出しながら、原作を読みました。いなぴょん(リカ)の新垣結衣、空井大祐の綾野剛、柚木典子の水野美紀、鷺坂正司の柴田恭平さんらの懐かしい演技が目に浮かんできます。原作にも、涙なしに読めない場面が多々ありました。

作者・有川浩さんはあとがきにこう書いています。「(自衛官は)ごく普通の楽しい人たちです。私たちと何ら変わりありません。しかし、有事に対する覚悟があるという一点だけが違います。その覚悟に私たちの日常が支えられていることを、ずっと覚えていたいと思います」。

小説の最後に、「自衛官の苦労、献身をもっと世間に知らせるべきだ。無責任に批判する声の多さを思えば、多少自衛官びいきの報道をしたほうがバランスがとれるくらいだ」と考えるようになった帝都テレビのリカに、交通事故でブルーインパルスのパイロットを諦めた自衛官・空井がこう言います。
「報道の皆さんが分かってくれたら充分なんです。分かってくれたら自然と報道が公正になるでしょう? 僕たちに肩入れしてくれる代わりに、僕たちの活動が国民の安心になるように伝えてほしいんです」。
「自衛官の冷たい缶メシを強調されて、国民は安心できますか? 被災者の食事を温めるために燃料を節約してるんです。自衛隊がいたら被災者は温かいごはんが食べられるということをクローズアップしてほしいんです」。

今回の鬼怒川氾濫で、自衛隊等の災害救助ヘリコプターが決死の救難活動をしている中継映像を見ながら、あらためてこれら国の安全や平和を守ってくれている人たちに感謝しなければと思いました。

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