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10/14/2015

「睡眠医療~あなたの眠りを守る~」(愛知医科大学睡眠科教授 塩見利明氏)


・生活習慣(ライフスタイル)改善の三本柱は、「栄養療法」「運動療法」「睡眠療法」。睡眠医療は、高血圧や糖尿病の予防・治療にも有益。睡眠時間は7~8時間がベスト。血圧、心疾患等多くの症例で睡眠が9時間を超えたり、6時間以下の場合、悪化する。

・朝起きられない子供、不登校の中高生に、過眠症(居眠り病、ナルコプレシー)の患者が多いことを教師、保健師、校医が知らない。

・むずむず脚症候群(レストレスレッグズ症候群、RLS)は、脚のふくらはぎを中心に不快感や違和感があり、じっとしていられず脚をうごかしたくなる。入眠障害や、一度起きると寝られなくなる。40代半ば以降の女性に多い。原因は、脳内の神経伝達物質ドーパミンの機能低下や、鉄分の不足。

・高齢者のレム睡眠行動障害(RBD)は、50歳以上の男性に多い。夢と同じ行動をしてしまうのが特徴。やがて認知症、パーキンソン病、委縮症を発病する。嗅覚障害の高齢者も要注意。

・睡眠障害の見分け方
寝つきが悪く、夜中や早朝に目が覚め、疲労感が残る。→不眠症
イビキがひどく、呼吸が止まっていることがある。 →睡眠時無呼吸症候群(SAS)
よく眠っているはずなのに、昼間、強い眠気におそわれる。 →過眠症(ナルコレプシー等)
足がムズムズしたり、ピクピクふるえ、イライラして眠れない。 →むずむず脚症候群(RLS)
夢を見て大声を出したり、寝床で暴れることもある。 →レム睡眠行動障害(RBD) 
・睡眠薬を服用しなければならないときは、1錠まで。最近の薬でも、急速に眠くなってガスコンロを消し忘れたり、立ちあがった途端に倒れて骨折するなどのトラブルが多発しているので注意が必要。

(完)

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