« <あさが来た>の舞台裏 第11回 | Main | <あさが来た>、なぜ人気? »

03/05/2016

里中満智子さんの <天上の虹> 第23巻=最終巻=


里中満智子さんが 32年間かけて、昨年3月ついに完結させた「天上の虹 持統天皇物語」。私が第1巻を読んだのは2013年8月でした。次々図書館から借りてきて、最終巻のひとつ前の第22巻を読んだのは、去年の6月。発刊されたばかりの第23巻を予約したのは5月ごろだったと思いますが、10ヵ月ほど待ってやっと手元に届きました。
大作でしたねえ。おまけに登場人物が多くて、人間関係の複雑なこと、複雑なこと。図を見てください。二重線で結ばれた二人はすべて婚姻関係にあります。

有名な額田王(ぬかたのおおきみ)のように、大海人皇子(天武天皇)の妻だった女性が、後に兄の中大兄皇子(天智天皇)の妻になるといったケースもあります。

里中さんのコミックで描かれるまで、持統天皇(讃良=さらら=皇女)は権力者として生きた、邪魔者を殺した計算ずくの女、父(天智天皇)の七光り・夫(天武天皇)の七光りを利用した女として人気がありませんでした。里中さんは、従来の持統天皇像を打ち破り、父と夫の遺志を継ぎ、国づくりに命を捧げた偉大な女性天皇と解釈し、波乱に満ちた生涯を長編コミックに描きました。

|

« <あさが来た>の舞台裏 第11回 | Main | <あさが来た>、なぜ人気? »