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03/22/2016

<真田丸>の舞台裏 その9

香は「嗅ぐ」でしょうか、「聞く」でしょうか。現在放送中の井上あさひアナウンサーのNHK「趣味どきっ! 茶の湯表千家」でも、「香は聞くと言います」という説明がありました。
実際は戦国時代は「嗅ぐ」、幕末には「聞く」というのが正しいそうです。しかし、そこまで厳密に台詞をしゃべると、言語学者とそのお弟子さんや関係者は、「よく正しい言葉を使ってくれた」とほめてくれるかもしれませんが、おそらく「間違っている」という指摘が何十万とくるはず。そこで現代的な用法「聞く」で放送しました。
台詞の言葉は戦国時代風にチェック(健康→息災、簡単→たやすい 等)しますが、語尾がどういう発音だったかは、録音が残っているわけでもないので本当のところはわからないそうです。ですから「真田丸」でも長澤まさみさんは現代風しゃべりかたにしている・・・
戦国時代は、「われら」でなく単数表現だったそうですが、本当に昔っぽくすると、意味が通じなくなることも多いので妥協しているとか。
時代劇でいつも苦労するのが茶道。茶碗を回すようになったのは、幕末以降。俳優が回さずに演技すると、「茶道を知らないのか」と指摘され、回すと「裏千家では・・・・表千家では・・・」と、これまた抗議が殺到します。そもそも千利休のころは表も裏もありませんでした。そこで、大河ドラマでは「ちょっと回す」ことでお茶を濁すことにしているそうです。
お茶のとき、正座するかどうかも大問題。戦国時代はあぐらだったと思われます。そこで千利休だけ正座、武将はあぐらで妥協しています。

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