« おけいはん、朝ドラへ | Main | OB会主催の工場見学会に参加 その1 »

07/07/2016

九度山・真田フォーラム 再録3


豊臣がいかに軍資金を豊富に持っていたかがわかるエピソードも出てきました。借金で出身地上田にお金を催促し、飲む焼酎にも事欠いていた幸村(および父・昌幸)ですが、豊臣から大阪城に集まるよう要請されたときの支度金は現在の価値に換算すると7億5000万円。豊臣はほかの連中にもこのような巨額の支度金を準備して集めていたのです。

第1部の北川央(ひろし)さんの学問的な講演の終わりのことばは、「続いて嘘つきタイムの始まりです」。
そして第2部・旭堂南陵さんは、繁昌亭出演を弟子に振っての九度山 真田フォーラム参加です。それだけ真田幸村のイベントが大切ということでしょう。
出し物は、講談「難波戦記より 大坂冬の陣。真田丸のたたかい」。
先日のNHK「歴史秘話ヒストリア/真田幸村の激闘~最新研究から探る大坂の陣~」でも取り上げられた真田丸(大坂城南部の守りが薄いため、幸村が構築した堅固な要塞)の講談ですから興味津々。南陵さんの講談は何回も聴いたことがありますが、幸村ものは初めて。存分に楽しませていただきました。

第3部は、歌とトークライブ。OSK日本歌劇団のトップスター桜花昇ぼる・朝香櫻子さんをゲストに迎え、OSKミュージカル「真田幸村~夢・燃ゆる~」や「YUKIMURA-わが心 炎の如く-」の主題歌・挿入歌を交えながら、北川氏、南陵さんと幸村の実像に迫るライブショーでした。
南陵さんは、講談師ですが大阪芸術大学の客員教授、そして芸能人として初めての博士。口の悪い北川さんに言わせれば、「うそつきも、極めたら博士号」だとか。
OSKミュージカルが真田幸村を取り上げたのは、6年前。南陵さんのつてで北川さんが脚本を書きました。当時、「歌劇もミュージカルもまったく知らなかった」北川さんは、ここまでやるかというほど徹底したOSKの舞台づくりに、驚いたそうです。
今回、桜花昇ぼるさんは、京都南座の公演を終えて九度山の真田フォーラムまで間がなかったため、二日前から九度山に来て、幸村が住んだ跡に作られた真田庵にお参りして尼さんと話し、幸村庵でそばを食べ、幸村ゆかりの丹生川の水につかりながら熱唱し、気持ちを高めてきたそうです。
11年前、あやめ池のOSK本拠地を失い、真田幸村戦死の碑がある大阪・安居神社近くに転居したきた桜花さんが、真田幸村役をやることになったのは何かの縁でしょう。今年OSK21年目になる桜花昇ぼるさんにとって、幸村はもっとも好きな役だそうです。大阪公演、上田(真田家発祥の地)公演のあと、2011年に九度山でも興行が行われたそうですが、突然の豪雨で小学生が外出禁止になり、観られなかったとか。是非、再上演したいと、言っていました。

真田フォーラムは300人の会場。私は前から5列目の中央通路沿いに座っていましたので、わずか数十センチ先をOSKトップスターが歌いながら前へ後ろへ。迫力がありますねえ。熱烈なファンが追っかけで、各地から集まるわけがよくわかります。

|

« おけいはん、朝ドラへ | Main | OB会主催の工場見学会に参加 その1 »