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08/13/2016

きのうは知研関西セミナー/ベストセラーの書き方

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大阪産業創造館、講師は著作家・ライターの奥野宣之氏。
2008年(26歳)のデビュー作「情報は一冊のノートにまとめなさい」が30万部、第2弾「読書は一冊のノートにまとめなさい」も15万部のベストセラーを達成した奥野氏が、「私のベストセラー体験談」「売れる本の作り方」「書き手であり続けるために」について語った1時間40分。
さすがベストセラーを次々世に問う作家です。体験からにじみ出た言葉にずっしりとした重みを感じました。

1..ベストセラー
部数は原則非公開、単行本の初版は多くて6,000~8,000部、初版部数は下落の一途、ベストセラーとは売れている本、10万部で年末ランキング入りも、3万部でもベストセラー、1万部でもヒット。
2.ライターと著作家の比較
3.売れる本の作り方
おもしろければなんでもいい。「書きたい軸」と「ニーズ軸」のマップからどこを狙うべきか。書きたくてニーズもある実用書、書きたくないけどニーズのあるトラウマ体験や大失敗・失態・エログロ。
4.書きたいことと書けること
編集者:自慢話・昔話・説教を読みたい読者はいない、著者が何を書きたいかはどうでもいい、大事なのは読者が何を読みたいか。
5.世間の常識的な価値観と書き手の価値観とのギャップがネタ
6.自分にしか書けないこととは?
困っていたり悩んでいること、珍しい体験とそれを通じて人に伝えたいこと、過去の大失敗や大失態・極限状態、こんな本があれば買うのに!というもの、一日も欠かさず追っている関心分野、子供のころからずーっと気になっている疑問、だれにも言いたくない自分や家族の秘密、自分が憑かれているテーマを自覚。
7.自分だけの題材を見つける方法とは?
子供のころから好きだったものにもう一度ふれてみる、手帳やノートに自分の行動や感想を書いてみる、気になるものを集める、図書館や大きな書店に行って棚をくまなく見る、日常の違和感=わからない・理解できない・間違っている=を探す、調べ癖をつける。
8.出版企画のチェックリスト
企画の根っこにある問題意識は? どんな人に向けてそれを伝えたいのか? 読んだ人にとっていいことは? なぜあなたはそれを書くのか? なんのためにそれを発表するのか? 類書との違いや独自性はなにか? その本のメッセージを一言でいうと? なぜ本でなければならないのか?(ブログではだめなのか?)
9.著作に関する名言
企画とは現状への異議申し立て(奥野)、1万人の読者が見込める企画を立てる(新書編集者)、イオンでうろうろしている人がつい手に取ってしまうような本を作れ(編集者)、作家が何を書きたいかなんてどうでもいい 大事なのは読者が何を読みたいかかだ(編集者)、スクープとはみんなが知らないことじゃない みんなが忘れていることなんだ(編集者)、タイトルがダメな企画書は絶対読まない 仮題だから手を抜くような人の企画はどういじりまわしてもダメ(編集者)、企画書の言葉に一部でも光るものがあること(編集者)
10.編集者との関わり
11.凄腕編集者のメール<ほめてほめてあとで注文いっぱい等>
12.書けるとき、書けないとき
13.書けない時の具体的な対策
14.ゴーストライターについて<自分で書くからこそ考える>
15.書き手であり続けるために
勝てるジャンルを見つける(だれもやってないこと、だれもやりたくないこと)、できることとやりたいことの違い、みんな嫌がるけど自分だけは苦にならないことは? 
16.作家としての勉強
スクラップブッキング、アイディアのメモ、名言収集、師匠を持つ、気になることはネットよりも本で、取材よりもネタ探し(取材して書くと広報的になってしまう。自分の体験を書く方がいい)。
17.自分はやらないこと
18.東京でなく堺に住む作家生活のメリット、デメリット
19.作家とネット
20.作家に向いている人

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