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09/19/2016

京都美術工芸大学川北英教授の勧める今年の一点/正倉院展レクチャー その4


銀平脱龍船墨斗(ぎんへいだつりゅうせんのぼくと)

船形をした墨池ぼくちに龍首がつく墨斗ぼくと、すなわち大工道具の一つ、墨壺すみつぼです。最近は見なくなりましたが、私が子供のころ大工さんが使っていたのを見たことがあります。
木に大きく穴をあけて墨池を作り、糸車から繰り出される糸がそこを通ることで墨汁が染み込む仕組みになっています。この墨を含んだ糸をぴんと張って弾き、加工材に直線を引きます。
川北教授談「道具そのものが宝物として大切に保存されているのがおもしろい。もし不具合があれば、すべて自分が責任をもつ、という心意気を感じます」

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