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09/20/2016

始皇帝の業績/始皇帝と大兵馬俑 その6

「史記」には、始皇帝を貶める伝承が少なからず再録されています。これは秦を滅ぼした漢の司馬遷が書いたから当然ともいえます。始皇帝の実際は謎に包まれています。母親の名前も皇后の名前もわかりませんし、兵馬俑もまったく記録に残っていません。
1974年、とうもろこし畑で井戸を掘っていた農民が、土器の破片を見つけて世界中が大騒ぎになるまでだれも知らなかったのが兵馬俑です。
始皇帝が中国で初めて天下を統一し、皇帝となった事実は揺るぎません。度量衡の統一、お金の統一、文字の統一など革命的な業績を残しました。
展示品のなかに、重さや容積を計る基準器がありましたが、それらに「皇帝は天下の諸侯を統一し皇帝となった。度量衡が統一されていなければ疑念が生じるのですべてを明確に統一せよ、との詔勅を下した」といった文字が刻まれていました。
始皇帝が造らせた半両銭(円形の硬貨で真ん中に正方形の穴があいている)は、日本の永楽通宝や寛永通宝にも採用されましたし、つい最近のラストエンペラーのころまで使われました。それらのルーツが始皇帝だったとは驚きの事実です。
日本でも天皇が使われる「朕」という言葉を皇帝のために特化した表現にしたのも始皇帝だそうです。


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