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09/06/2016

はてなの茶碗の実物を見た!/彦八まつり その6

古典落語に「はてなの落語」という有名な演目があります。京都・清水の音羽の滝のほとりで、大阪出身の油屋の男が茶屋で休憩していると、有名な茶道具屋の金兵衛、通称「茶金」が、茶屋の茶碗のひとつをこねくり回しながら、しきりに「はてな?」と首をかしげていました。茶金が帰った後、あの茶金が注目するとはさぞかし値打ちのあるものに違いないと、この茶碗を茶店の主人からすったもんだの末二両で買いました。それを持ってさっそく茶金の店へ行き、番頭に「五百両、いや千両の値打ちがある!」と息巻くも、どう見てもただの茶碗、「うちでは取り扱えない」と埒が明きません。無理やり茶金を呼び出して、事の次第を聞いてみると、ヒビも割れもないのに、どこからともなく水が漏れるので、「はてな」と首をかしげていただけ・・・(wikipedia)。と続くのですが、今年の彦八まつりで千利休さん(桂文枝さん)が使われたお茶碗は本物の「はてなの茶碗」だったのです。

人間国宝桂米朝さんの茶碗を桂あやめさんが割ってしまい、金つぎで修理した茶碗はヒビも割れもあるのに、お茶が漏れません。これをみた米朝さんが「はてな?」とつぶやき「はてな」と命名、桐の箱に大切に保管することになったのだとか。古典落語の「はてなの茶碗」は普通の茶碗にヒビも割れもないのに水が漏れる茶碗、こちらは人間国宝が「ビビが入っているのに水が漏れない茶碗」と命名した茶碗。

すごいものをこの眼で観たわけですね。

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