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10/29/2016

2016年の正倉院展 その3

今年の正倉院文書には、和泉監(いずみのげん 和泉国のこと)と摂津国の正税帳(しょうぜいちょう=決算報告書)が出陳されています。これらから当時各地にあった正倉院の規模等がわかります。
その他、日本で最も古い戸籍のひとつも展示されています。

写経所の上申書は、労働環境改善を訴えています。
・写経すべき紙数に対して経師(書写担当)の数が多すぎるので調整して欲しい。
・仕事着が壊れ、洗っても臭いがとれない。交換して欲しい。
・月5日の休暇を確実に与えて欲しい。
・胸が痛み、脚がしびれている。3日に一度、薬分として酒を支給して欲しい。
・以前毎日支給されていた麦を出して欲しい。

もっともこうした文書を当時の正直な現場の声とみていいのか? 正倉院に残っているということは、当然上司のチェックも入っているはずなので何らかの裏があるのか・・・解釈はさまざまでしょうね。

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