« <マッサン>の摂津酒造跡 顕彰史跡に | Main | 岩波ブックセンター倒産の記事 »

11/30/2016

味がおかしい、と苦情が寄せられる


11/29付産経新聞夕刊1面の「関西の力 第1部伝統の力<だし>第2回」の冒頭は、日清食品の看板食品「どん兵衛きつねうどん」に毎年寄せられる苦情。
<苦情の主の多くは、関東に単身赴任する関西のサラリーマン。「いつもと味が違う」というのだ。それもそのはず、関西と関東のどん兵衛はパッケージが同じでも中身が少し違う。関西版は昆布だし主体の薄味、関東版はかつおだしを効かせた味付けとなっており、それぞれだしが違うのだ>

まったく同じ商品のように見えますが、ふたのNISSINNのロゴ脇に関西版は「W」、関東版は「E」と小さく印字されているそうです。成分表示も異なっています。関西人はだしに譲れないところがあるため、業界で例のない工夫でしたが、関東と関西でだしを変えたのです。
ただ、どこを境界線にするか、新幹線に乗り駅周辺のうどん、そばを食べ続けて実地調査を続けること1年。味の分かれ目が滋賀県と岐阜県の間付近という結論に行きつきます。味の境界線は静岡あたりとの俗説とは違っていました。
こうして2種類の味がつくられたどん兵衛は大ヒット、40年間続く看板商品を生み出すことにつながります。
その後、大手コンビニのおでんのだしの味も地域によって変化をつけるようになり、現在、セブン・イレブンには8種類のだしがあるそうです。

|

« <マッサン>の摂津酒造跡 顕彰史跡に | Main | 岩波ブックセンター倒産の記事 »