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05/01/2017

あの国宝・曜変天目茶碗を観に藤田美術館へ その2


曜変天目のケースの周囲で学芸員さん(?)の方から詳しいお話を聴きました。50人くらいが熱心にのぞきこんでいました。

藤田美術館の曜変天目は、瑠璃色が深いのが特徴です。ケース内に強烈なスポットライトがあてられ、漆黒の釉にくっきり星をちりばめたような斑紋が浮かび、周りに藍から青などの光彩がきらめいています。まさに息をのむ瑠璃色の小宇宙です。

ふつうの蛍光灯で照らしても、ただの黒い地肌にしか見えないそうです。3つの国宝のうち、他の2つは碗の外側に模様がありませんが、藤田美術館のものには青い星のような模様があります。ただし、展示品をそのまま見ても黒い色しか見えません。学芸員さんが強烈なポケットライトをあてるとくっきり見えてきました。もうひとつ、口縁に覆輪があるのもここの特徴。銀を主成分とする金属だそうですが、純銀でなく不純物を含むためか錆びていません。


800年前、中国の南宋時代に焼かれたなぞの茶碗、中国にも破片しか残っておらず、製法もわかっていません。藤田美術館では何年か前、NHKと共同でX線検査を行ったそうですが、金属元素などは検出されなかったそうです。謎だらけの曜変天目です。
写真は美術館のパンフレットから。

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