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05/04/2017

昔習った「大化の改新」、今では「乙巳(イッシ)の変」に

4/20のNHK BSP「英雄たちの選択」は、「古代史ミステリー 乙巳の変 蘇我氏はなぜ滅ぼされたのか?」 」でした。
ん? イッシの変ってなに? と思って観たのですが、645年に起きた我々が学校で「大化の改新」と習ったあのクーデターのことでした。

磯田道史日文研准教授によれば、<昔は、クーデター事件からその後の政治改革までを一連のものとして扱っていたが、およそ60年ちょっと前から研究者の間で、大化の改新という政治改革が本当にあったのかという意見が戦わされた。日本書紀は脚色されており、藤原氏が書いた歴史書なので自分の祖先の藤原鎌足がやった革命がいかに革命的で抜本的だったかを示すため、後の時代でやったことまで、すべて大化の改新のときやったことにしている。歴史科学的には正確でないというのでクーデター事件と政治改革を分けて科学的に書こうじゃないかという意見が増えた。いまではクーデター(わずか2日で終わった)だけを乙巳の変、そのあとは中大兄皇子がやった、藤原鎌足とかがやった改革というふうに分けて考えるようになった。いまでも論争が続いている>
ということだそうです。

最近の教科書には、乙巳の変という言葉も出ているようです。

まとめると
乙巳の変:645年の中大兄皇子と中臣鎌足による蘇我入鹿暗殺などのクーデターを指します。
大化の改新:その後に行なわれた天皇の権力強化と中央集権化を目指す一連の政治改革を指します。

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