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06/04/2018

暗渠マニアック!

昨年末、産経新聞に「年末年始に読みたい本」の1冊として紹介されていました。
「暗渠」という言葉から地下に潜りこみ、ヘッドライトをつけて地下水脈を歩く洞窟探検かと思ったら違っていました。
蓋をしたり地下に埋設した水路、さらに川の跡を歩き回ることを趣味とする人が書いた本でした。いわばブラタモリの暗渠版。

「暗渠は、身近にありながらもあなたを新しい世界へと誘う(いざなう)異次元旅行スイッチなのである」。なるほど、なるほど・・・

著者があげている暗渠の魅力・愉しみは、①隠されていたネットワークが見つかる(離れている意外な場所がかつて川でつながっていた)②埋め込まれた歴史が見つかる③見過ごしていた景色が見えてくる。

暗渠を見つけるときに役立つ「暗渠サイン」の章には納得です。①橋跡・水門・水車跡・護岸など川の名残②車止め(重量のある車両が乗り入れると、川を埋めて蓋をした暗渠が壊れてしまう)③付近の家並み(もと川に面した側にそっぽを向いた方向に玄関)・下水設備④さまざまな施設(暗渠のルートに銭湯の位置をプロットすると驚くほど一致。大量の水を排水するから)。
暗渠探しをしながら街歩きをするのも楽しそう。

柏書房、2015.7、2,200円+税。

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