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12/30/2018

「日本国紀」で日本歴史をざっと振り返り 8


第四章「鎌倉幕府~応仁の乱」(後)

・南北朝の統一は足利三大将軍義満の時だった。義満の横暴ぶりは凄まじかった。公家の妻や妾を差し出させたり、天皇の権限を奪ったりした。皇位簒奪(さんだつ)を狙う義満の計画は、突然の死亡(暗殺された?)で実現しなかった。→金閣の足利義満はこんなとんでもない人物だったのですか。
・日本の一部の教科書には、「明が勘合を用いた管理貿易に乗り出したのは、もっぱら日本人海賊に苦しめられたため」と書かれているが、正確でない。勘合貿易は、日本に利益を与える代わりに、日本に倭寇を取締らせるものだった。→学者の書いた本が正しいとは限らない。
・今日の日本の歴史教科書は、相手国に対する侮蔑な言葉として「元寇」の使用を避けている。それなら我が国を貶める「倭寇」もおかしい。歴史用語を現代の感覚で言い換えたり、使用禁止にするのは間違いである。→この指摘は前にも出てきました。
・石清水八幡宮で籤引きをして選ばれた「籤引き将軍」義教。激しい気性は織田信長に通じる。→「徒然草」でもおなじみの石清水八幡宮、2年前に行ってきましたが、昔からたいへんな権威を持っていたようです。それにしても籤引きで将軍を選んだとは・・・
・室町文化の特色は「わび・さび」。それを象徴するのが足利義政の銀閣。祖父・義満の金閣に対抗したが、財政難のため銀箔を貼ることができなかったといわれてきたが、平成20~22年の解体修理で否定され、内外の壁が黒漆で塗られていたことが判明している。もともともと金閣・銀閣という名前は江戸時代に付けられた通称で、対照させられる建物ではなかった。→これも意外な裏話です。あの話は間違いだったのか。
・10年以上も続いた応仁の乱は、息子を将軍にしたいという母の我儘な思いから始まったが、これほど無意味で目的もわからない戦いはなかった。まさに「ひとよむなしい(1467)応仁の乱」だった。2年前、応仁の乱がブームになったころ、本を読んだり磯田道史さんのNHK番組を観ましたが、複雑すぎて頭に残っていません。
・応仁の乱により、身分制度・法秩序が崩壊し、下剋上の思想が生まれた。
・琉球独立を唱える人々の中には、琉球はそもそも日本ではないと主張する者がいるが、民族的にも言語的にも日本である。中国に対して朝貢貿易をしていた歴史はあるが、中国の領土だった時代は一度もない。→中国が喜びそうな主張をする人がいますが、本気?

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