« 日本のアニメ、韓国では韓国産と思われている | Main | 中世に出逢えるまち 河内長野、日本遺産認定 »

05/19/2019

3月に設置されたばかりの西日本最大8K巨大モニターで観た「曜変天目茶碗」

競争率8倍を勝ち抜いて当選した(といっても、私ははがきで申込んだだけ。ただの抽選です)西日本最大280インチ 8K巨大モニター(NHK大阪アトリウム)で観る「8Kシアター&スペシャルトーク」はみどころ十分、素晴らしいイベントでした。2人用チケットなのに、1人で出掛けて、落選者には申し訳ないことをしました。次回は無駄にしないようにしましょう。

 

実物は2、3年前、所蔵する大阪の藤田美術館で観ましたが、8K撮影を巨大8Kモニターで観るとその映像表現力に圧倒されます。6分間の世界初8K撮影に、NHK奈良と大阪がかけた時間は、なんとまる2日間。8K撮影には超強力な光源が必要です。その光の当て方を工夫し、光を移動させ、不思議な模様の変化をとらえ、曜変天目の魅力を引き出しています。

手にすっぽりおさまる直径12センチの小さな茶碗が、280インチの巨大モニター画面全体から迫ってきます(写真撮影禁止)。1000倍以上に拡大された星のきらめきのような模様一つひとつが、いささかも観る者を飽きさせません。光を当てなけれは、ただの真っ黒な茶碗ですが、光が当たるとたちまちキラキラ光って大変な美しさ。直接観ても分かりにくいのですが、さすが8K画面です、見事に再現してくれます。

藤田美術館が、蛍光X線分析を行った結果、模様と地の部分の元素に、差はなかったそうです。釉薬を部分的に変えたり、焼成後に上塗りしていないことは明らか。窯のなかの環境により、釉薬の微妙な化学変化を生んだのでしょうか。
8K映像のおかげで、いままで気がつかなかったところに、青い輝きを見つけるなど新発見もあったようです。

藤田美術館・藤田館長、武者小路千家家元・千宋屋氏、永青文庫副館長・橋本麻里氏のトークも興味深いものでした。藤田美術館が所蔵する国宝9点、重文53件をすべて展示している奈良国立博物館での「国宝曜変天目茶碗と藤田美術館の名宝」(4/13~6/9)のみどころや裏話が次々披露されました。

司会は4月、東京(英雄たちの選択、土曜スタジオパーク、SONGSなどを担当)から大阪(歴史秘話ヒストリア)に転勤してきた渡邊佐和子アナ。笑いを絶やさない司会は、テレビでお目にかかるよりはるかに素敵な方に見えました。

なお、改修工事中の藤田美術館は、2022年4月にリニューアルオープンします。

|

« 日本のアニメ、韓国では韓国産と思われている | Main | 中世に出逢えるまち 河内長野、日本遺産認定 »