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06/15/2019

「士農工商」は教科書から消えた。「落語は教科書より真なり」

きょうは「寄席」でお勉強。

桂二乗さん「茶瓶ねずり」、桂歌之助さん「佐々木裁き」、林家染二さん「妾馬」は、いずれも面白く楽しい落語でした。特に興味深かったのは、大阪大学招聘教授・高島幸次先生の講演。

「藩は明治になってからの用語」とか「斬捨て御免、手打ちは、現実にはほとんど実行されなかった」といった話は、古文書の勉強会でも聴きましたが、制度の変更や法規の条文付きで分かりやすい解説でした。
「日本国紀」に「士農工商の農・工・商の間に身分の差はなく、わかりやすくいえば工・商は都市部に住む町人のことである」という表現が出てきますが、さらに「士も含めて身分でなく、たんに職業をあらわすものだったことがわかってきた。職業だから変えることができた。落語にはそれ(桶屋の息子を侍に取立てよう、といった話)が出てくる」「教科書からすでに士農工商は消えている」という先生のお話は、ちょっと新鮮でした。

当時の正しい使い方が、落語の中にはちゃんと出てくる(きょうの演目の中にもさりげなく)、というのは興味深いですね。教科書に書いてあったことが嘘で、落語の方が正しかったということ。落語を馬鹿にしてはいけません。

帰りに、1階の本の即売コーナーで、「先生、きょうのお話はこの本に書いてありますか?」と聞くと、「本に書いた内容を講演するのは、聴きに来てくれた人に失礼だ。それなら本を読めばいい。ぼくは本に書いたのとは違う話をする」。買ってきた本は、また面白い内容ですが・・・

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