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07/28/2019

桂梅團治さんの「佐々木裁き」

7月24日(水)は「桂春団治一門会」、今回は桂梅團治さんと長男の桂小梅さん。
小梅さんの「時うどん」はあちこちモディファイされた「時うどん」でした。上方の「時うどん」は江戸に輸出されて「時そば」に改変されます。両者の違いを東京出身にもかかわらず、桂春団治一門に入門した桂春雨さんが、続けて演じるという貴重な機会をかつて経験しました。大阪市立大学の超人気講座「大阪落語への招待」(半年間、講師は桂春之輔=現 春団治=師匠ほか)の中で。
上方落語と江戸の落語がどう違うか、実によくわかりやすい実演でした。面白さから判断すれば、圧倒的に上方。
あとで当時の記録を探してみましょう。
→これです。 
http://terusakura.air-nifty.com/tetsus_top/2014/11/20141128-c939.html

梅團治さんは、福岡大学卒業後、桂春団治に入門、平成9年に4代目桂梅團治を襲名しました。今回の演目は「大岡裁き」。四郎吉(しろきち)たちが住友の浜で「奉行ごっこ」をして遊んでいます。そこに通りかかった奉行・佐々木信濃守は、「数を数えるとき、一ツから九ツまでツがついているのに。十にはツがつかない。なぜか」と問われ、「五ツヽが十の分のツを取っているから」、と答えた四郎吉に感心し、後日、奉行所に呼んで問答を重ねますが、ことごとくやりこまれます。
以前聞いたときは、「住友の浜」にも行ったことがありませんでしたが、先日あのあたりを散策し、住友銅吹所跡を見ていますし、大阪歴史博物館の立派な回転する銅吹所のジオラマも見ています。
四郎吉と奉行が問答をした奉行所の御白洲は、現在マイドームのところですね。
さらに、6月のたなみん寄席で「江戸時代に士農工商という身分制度があったというのは間違い。職業をかえることもできた」、その一例として「佐々木信濃守は四郎吉を<十五になるまでその方(父親)の手元に置け。十五にならば身共が引き取って養育いたす。のちに有名な天満与力に出世いたします」と高島先生のお話がありました。

自分の知識・経験によって、同じ落語を聴いても受け止め方が違ってきますね。いやあ、じつに面白い「佐々木裁き」でした。

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