落語のなかの浄瑠璃語り
3/11(日)、大阪歴史博物館の「なにわ歴博寄席2018/落語のなかの浄瑠璃語り」を聴いてきました。
江戸時代から近代にかけて流行した庶民の浄瑠璃語り。落語にもしばしば登場するほどの、当時の大衆文化としての広がりを実感できるイベントでした。
落語「寝床」(笑福亭喬介)/落語「軒付け」(桂米左)/ミニ講座「素人浄瑠璃の隆盛」(学芸員 澤井浩一)/落語「銅乱の幸助」(桂三風)
3/11(日)、大阪歴史博物館の「なにわ歴博寄席2018/落語のなかの浄瑠璃語り」を聴いてきました。
江戸時代から近代にかけて流行した庶民の浄瑠璃語り。落語にもしばしば登場するほどの、当時の大衆文化としての広がりを実感できるイベントでした。
落語「寝床」(笑福亭喬介)/落語「軒付け」(桂米左)/ミニ講座「素人浄瑠璃の隆盛」(学芸員 澤井浩一)/落語「銅乱の幸助」(桂三風)
会場には昔のなんば花月、うめだ花月、道頓堀角座のポスターや映画「お父さんはお人好し」(アチャコ)「漫才学校」などのポスターも展示されていました。
NHKの「わろてんか」に、てんと藤吉が最初に手に入れた天満の端席の高座に「薬」の扁額を取り付けるシーンが登場しました。怪訝な表情のキース?に
てん「笑いゆうんは、人を幸せにする薬やと思おて」
藤吉「なかなかシャレてるやろ」
明治時代、実際に「薬」の扁額を掲げていた寄席小屋が、大阪船場淡路町の幾代亭。その様子を描いた版画もありました。(添付のチラシにも掲載されています)
きょうの大阪市立くらし情報センターの連続講座「笑都大阪 第3回」は「萬歳から漫才へ」。
この中で、「わろてんか」に出てくるミスリリコ・アンド・シロー(ミスリリコ役は広瀬アリス)のモチーフは誰か?について解説がありました。
それによると、吉本にいた「ミスワカナ・玉松一郎」だそうです。帰宅してネットを見ると、詳しく記述されていました。興味のあるかたは次のURLからどうぞ。
数年前、大阪市立大学で「大阪落語への招待」の講義(生の落語も)を毎週半年間にわたって受講させていただいた春之輔師匠(大阪市立大学客員教授)、この度、四代目桂春団治を襲名されました。おめでとうございます!
http://www.sankei.com/west/news/180211/wst1802110056-n1.html
予約はセミナーごとにHPから。
講談師・旭堂南陵氏、筑前琵琶の人間国宝(演奏)、小説家 家田荘子さん、歌手 渡辺真知子さん(コンサート)ほかセミナー多数。
場所はスイスホテル(大阪市難波)、無料です。
なにわ歴博寄席2018
3/11(日)14~16時
参加費 500円
往復はがきで申込み(締切 2/20)
http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2017/rekihakuyose.html
朝ドラ「わろてんか」主人公のモデル・吉本せいの特別展が、大阪産業創造館地下の「大阪企業家ミュージアムで開かれています。あすが最終日と知って、昼から出かけました。せい愛用の品々、社会活動、吉本興業関連の品々がたくさん展示されていました。
せいのかんざし、紋付き、煎茶道具、重箱、名刺(吉本せい、吉本勢)、山崎豊子の「花のれん」初版本と山崎豊子直筆の掛軸・・・
吉本興業関連では、桂春団治煙草盆、早慶戦のSPレコード、春団治のSPレコードなどもありました。
初代の通天閣を31万円で買収していたんですね。隣の劇場の火事で焼け落ちてしまいましたが・・・
せいの創意工夫として、朝ドラにも出てきた「座布団の敷き方を工夫して2人でも3人でも多く座れるようにした」り、夏には小屋の前で「冷やし飴を氷の上に並べ、ゴロゴロ転がせて冷やし、1本2銭で売った」り、館内では「おかきやせんべい、焼きいかなど喉の乾きそうな食物を販売」しました。相乗効果で飲料(ラムネ、平野水)もよく売れたそうです。終演後は、入場客の食べたミカンの皮を拾い集め、乾燥させて漢方薬店へ売りました。