05/20/2017

この勝負、新潮か文春か?


http://www.sankei.com/affairs/…/170518/afr1705180019-n1.html

|

05/13/2017

司馬遼太郎さんの 「豊臣家の人々」

もともとは、今年観た「醍醐寺の豊太閤花見行列」の女官たち(孝蔵主、加賀局、三の丸、北ノ政所、淀殿、大蔵卿局など)がどのような人だったかを知るのに役立つかもしれない、と手に取った本です。角川文庫初版 昭和46年。
豊臣家をめぐるさまざまな人物像が司馬さん流の解釈と共に描かれています。

ちなみに孝蔵主(こうぞうす)は、
「(秀吉の甥を養子にして)関白とした秀次を)尼の孝蔵主が伏見に言葉巧みに呼び出し、その結果捉えられて切腹させられた」(P46~)」
「(小早川秀秋(秀吉が養子にした北ノ政所の甥)が)屋敷に戻ってほどなく、秀吉のもとから使者として孝蔵主がやってきた。孝蔵主は、豊臣家の奥向きを宰領する女官長である。人柄がまるくたれからも敬愛された。その尼が、豊臣家のふたりの養子の場合には、二度とも、悪魔のような使者になった・・・」(P87~)
「北ノ政所の秘書役である老尼」(P148)などとあちこちに出てきます。

また大河ドラマ「真田丸」でも淀君おつきのお局さん大蔵卿局は、もともと浅井氏の小谷城で育った淀殿の乳母だったことが、P341の記述からわかります。

Sp1120545


|

04/11/2017

百田尚樹さんの<風の中のマリア>

百田さんの本は、「永遠のゼロ」「至高の音楽」「プリズム」「夢を売る男」「海賊とよばれた男(上、下)」「輝く夜」「モンスター」「影法師」「大放言」と読んできました。同氏の作品は、一作ごとにジャンルの異なる内容であることが特徴です。今回の「風の中のマリア」も従来とはまったく毛色が異なっています。
なにしろ主人公はオオスズメバチのワーカー(ハタラキバチ、メス)なのです。

学術的に描かれたスズメバチの冒険小説です。ワーカーはわずか30日しか生きられません。自分の属する帝国を守るため、他の昆虫等を日々攻撃・殺戮し続けるオオスズメバチ、その生態を昆虫学の最新成果を使ってドラマチックに描いています。

著者の徹底した最新情報の取材(「モンスター」での美容整形、「プリズム」での解離性同一性障害、「夢を売る男」の出版業界の裏側等)は、「風の中のマリア」でもいかんなく発揮されています。ワーカーの寿命は30日くらい、ワーカーはすべてメス、その理由は?など知らないことばかり。

「オオスズメバチの性決定システム」「姉(ワーカー)から見た妹(ワーカー)のゲノム共有率」「ワーカーから見たオスバチ(弟)のゲノム共有率」など、難解な言葉や図解が次々出てきて、少々戸惑いますが、なかなかユニークな小説です。

Sp1100474


|

04/07/2017

続日本の100名城、山城も多く


水谷さん、バグ本の印税をつぎ込んで、次は学術書「山城本」でしょうか。類書も多く、マーケットは大きそうだし。
産経新聞 4/7付。


Dsc_0306


|

03/19/2017

渡部昇一氏の『快老生活』

 二〇一二年に上智大学名誉教授・渡部昇一先生の講演を聴きました。先生は当時、八十二歳、三十六年前百万部超の大ベストセラー「知的生活の方法」を著し、バブルに浮かれていた人々をあっと言わせた英語学者です。その後も専門以外に、保守の論客としてマスコミで活躍されています。講演のテーマは「知的余生の方法 九十五歳へ!」。知的な生活を心がければ、すばらしい人生を取り戻せる、知的余生とは、年齢を重ねても頭脳を明晰化し、独自の発想にあふれた後人生である、というお話でした。

その極意とは、「歳はとっても、脳を鍛えなければならない」「脳を鍛える=記憶を強める」「鍛えれば、確実に暗記力は強くなる」「最近の大脳生理学者は、鍛えれば海馬は大きくなると言い始めている」「ボケとは、自分は活躍したいのに脳がダメという状態。車があるのに運転手がダメと同じ」「ボケ対策として記憶力を強くする、自分を強くする」「毎朝、声を出して唱歌を歌うといい」

 先生は二〇一六年にも「実践・快老生活」(PHP新書)を著され、あらためて「歳をとる」とはどういうことかを問い、歳を重ねてわかった人生の幸福・お金と健康・知的で快い生き方の真髄を語り尽くされています。
 先生の高潔な教えにはいつもながら感服します。ただあまりにも完璧すぎて、私のような並の頭脳ではとても真似ができません。たとえばタクシーで通勤しながら、車中で八百五十ページもある「ギリシア・ラテン引用語辞典」を全ページ丸暗記したとか、八十歳を超えて英詩や長い歌を暗記した話など、とても人間技とは思えません。余りにも凄すぎて、ちょっと真似てみようという気になりません。

 私のような凡人にもできる「快老生活」はないものでしょうか?


Sp1090568


|

03/15/2017

百田尚樹氏の<大放言>/日本は韓国に謝罪せよ

百田氏の「大放言」(新潮新書、2015.8)を読みました。第一章「現代の若きバカものたちへ」、第二章「暴言の中にも真実あり」、第三章「これはいったい何だ?」、第四章「我が炎上史」、特別付録「我が炎上史 番外編」。
百田氏といえば、左翼系ジャーナリズムが目の敵にして批判していますが、第四章、特別付録を読むと、盗み聞きされたオフレコの発言を故意に悪意丸出しで捻じ曲げて書かれたり、内輪の冗談や逆説的表現をいかにも本気で述べたように書かれたり、報道された歴史的事実に誤りがあることを確認しただけで報道に圧力をかけた、と大騒ぎされたり・・・話の全体を無視して一部分だけ取り上げ、ねつ造記事に仕上げるという常套手段。
マスコミが、反権力の記事を書くためには何でも許されると考えていることがよくわかります。どこかの国の「反日無罪」と同じです。

ところで第四章に「日本は韓国に謝罪せよ」という節があります。そこに書かれている、日本が朝鮮に行ったいくつかのひどい悪とは・・・

・学校なんかほとんどなかった国に、勝手に学校を作り、子供たちを無理やり就学させて勉強させた。しかも下層階級の文字だったハングルを必修にした。こんなことをやれば、朝鮮人に恨まれてもしかたがない。
・日本は帝国大学まで作った。しかも京城帝大ができたのは大阪帝大、名古屋帝大よりも早く、図書館予算は東京帝大の10倍。朝鮮人にしてみれば、「人をバカだと思っているのか!」と怒りたくもなろう。
・日本は朝鮮の凄まじい奴隷制度・幼児売買・児童売春を禁止した。残虐刑も廃止させた。いやしくもその国が長年正しいと思ってきた制度を日本が勝手に廃止したことは、伝統を破壊する暴挙と思われてもしかたない。
・はげ山に日本は6億本の木を植え、農業用のため池、ダム、工場、発電所、病院、下水道も勝手に整備した。わずか100キロしかなかった鉄道を6000キロに増やした。美しかった朝鮮の自然を破壊し、醜い鉄道を敷きまくった。ヨーロッパ諸国はそんなことをしなかったから恨まれていない。日本がいかにやりたい放題だったかがわかる。

などと実例を多数あげ、「日本政府は今からでも遅くない。韓国、北朝鮮に対し、誠意をもって謝罪すべきである。両国が真に友好な関係を築くために必要なことである」。

|

堺市、成人向け雑誌のカバー新年度も継続


あれどうなってるんだろう?と思っていたら、まだつづけるそうです。


http://www.sankei.com/west/news/170315/wst1703150014-n1.html

|

03/10/2017

司馬遼太郎さんの菜の花忌シンポジウムの詳報が掲載された


3/9付産経新聞に1面すべてを使って 2/18にNHK大阪ホールで開催された「第21回菜の花忌シンポジウム」の詳細が報告されています。今年のテーマは「<関ケ原>--司馬遼太郎の視点」。
奈良大教授千田嘉博氏、8/26公開予定の映画「関ケ原」(原作は司馬さんの同名小説)のメガホンをとった映画監督・原田眞人氏、作家・伊藤潤氏、作家・葉室麟氏をパネリストに迎えて、「西か東か」「義か利か」「家康と三成」などについて討論されました。
会場で観覧していた東出昌大(映画で小早川秀秋役)・杏さんご夫婦が途中で発言した内容も書いてあります。お二人は大阪局制作の「ごちそうさん」での共演が縁で結婚し、去年双子の赤ちゃんが生まれました。「お世話になった大阪のみなさんにお礼を言うためにやってきました」。

Sp1090179_2


|

02/27/2017

百田尚樹さんの<モンスター>


つくづく百田さんの博識ぶりに感心します。以前読んだ小説「プリズム」は、解離性同一性障害(多重人格)の専門知識をフルに使った内容でした。最初、こんな症状は作者のフィクションかと思いましたが、巻末に数十冊の医学的な参考文献がリストアップされていたところをみると、最新の医学情報をもとに書かれたのでしょう。

今回の「モンスター」は、美容整形の相当深い専門知識がなければとても書けない小説です。
作家・中村うさぎ氏が、巻末の解説で自分の経験も踏まえて、次のように絶賛しています。
<ヒロインが美容整形を繰り返していくくだりは、読んでいてわくわくする。私自身が何度も美容整形をしているため、著者の知識と理解の深さに感銘を受けた。生半可な知識で書くと、美容整形ネタは荒唐無稽で非現実的な話になってしまう。
美容整形は、魔法ではない。バケモンとまで言われたブスが絶世の美女になるには、それ相当の大がかりな手術が何度も必要で、一朝一夕に華麗なる変身が遂げられるものでは決してないのだ。チープな設定の漫画や小説だと、このあたりがかなり杜撰で、読んでいて興ざめしてしまうことが多々ある。その点、この作品は、ヒロインが最初に二重まぶたの整形をし、そこから時間をかけてだんだん大規模な手術に移っていく過程が、とてもリアルに描かれている>

百田さんは、長年「探偵! ナイトスクープ」の放送作家として活躍されてきた方ですが、1作ごとにまったくジャンルの異なる小説を発表されているだけでなく、クラシック音楽レコードの名盤を紹介する本まで著されています。凡人からみれば、百田さん自身もモンスターかもしれません。

Sp1080519


|

02/19/2017

きょうの産経新聞に速報/菜の花忌シンポジウム その2


http://www.sankei.com/west/news/170218/wst1702180056-n1.html

詳報は3月上旬の産経新聞紙上で。シンポジウムの録画(「関ケ原」、司馬遼太郎さんの小説と原田眞人氏の脚本&監督による映画化をテーマに)は 3/11 にNHK Eテレで放送されます。

Sp10802970219


|

より以前の記事一覧